ディズニー映画「シンデレラ」は、「引き寄せの法則」を実によく表した物語でもあります。
ウォルト自身もこの法則を知っていたといわれており、「信じ続ければ必ず願いは叶う」というメッセージが込められています。
シンデレラはただ黙って耐えていたかわいそうな主人公ではなく、悲しいことがあっても小さな幸せを見つけ、夢を描いていた「幸せの達人」です。
本記事では、そんな「シンデレラ」から学ぶ、願いを引き寄せる心の在り方についてまとめていきます!

引き寄せの法則とは
「引き寄せの法則」とは、あなたの人生、周りの人たちの人生、この世界・宇宙に働いている強力な法則です。
「それ自身に似たものを引き寄せる」ということであり、「類は友を呼ぶ」ということわざは、この法則をよく表しています。
ちなみに、「引き寄せる」というと自分にないものを外側から引っ張ってくるというイメージがありますが、そうではありません。
自分自身と似た波動のものと「共鳴する」というイメージです。
例えば、朝「今日はなんだかついてない」と思ったら、その後もまた、ついてないことが起こったり。
そういうことは誰でも1度は経験があるのではないでしょうか?
逆にあなたが、いい気分でいれば、またいい気分を感じることが起こります。
今、感じている感情をまた体験するので、幸せに生きるコツは、いい気分を保つこと!
いい気分とは、自分の心が楽になる、ほっとするような気分、愛、感謝など明るい前向きな感情です。
実は、シンデレラは「幸せの達人」だった
シンデレラはただ黙って耐えていたかわいそうな主人公ではなく、悲しいことがあっても小さな幸せを見つけ、夢を描いていた「幸せの達人」です。
彼女の日常と言えば、狭い屋根裏に暮らしていて、継母や二人の姉たちからこき使われ、いじめられていて、あまりいい状況とはいえませんよね。
もし、同じ境遇にいたら、朝起きた瞬間から、「また嫌な日常がはじまる…。」と憂鬱な気分で1日を始めると思いませんか?
一方シンデレラは、朝起きたら鼻歌を歌い身支度を整え、動物たちに餌をやっている時や掃除中も鼻歌を歌っており、わりとご機嫌。
もちろん嫌なことはたびたび起こり、時々はこっそり悪態をつく人間らしさもありますが、必要以上に引きずらず、自分を責めません。
一線を引いて現実の雑務を淡々とこなしつつも、自分の機嫌を自分でとっているところがすごいのです。
シンデレラが教えてくれるのは、「幸せとは、状況にかかわらず、自分の心次第」だということ。
外側の状況に屈することなく、日々小さな幸せを見つけつつ、夢を描いていました。
まさに、自分で自分を幸せにする力があるからこそ、幸せを感じる出来事を引き寄せたのです!
一方、対照的なのが継母や姉たち。
彼らには、「王子様と結婚すれば、幸せになれるはずだ」という、自分の幸せのために人を利用する心がありますよね。
「今は、幸せじゃない」という欠乏の意識があり、外側から満たしてもらおうとしているので、いつまでたっても満たされないでしょう。
悲しいことがあっても、願いを捨てなかった
シンデレラは現実に成り下がっておらず、純粋に願いをもち、叶うと信じていました。
「舞踏会への招待」は、シンデレラが引き寄せたチャンスなのかもしれませんね!
外側に屈することなく、「自分にも権利がある」と主張し、チャンスが来たら受け取り、自分の気持ちを大切にしています。
そして、王子様かわからない相手と恋に落ち、時間を忘れてしまうくらい純粋にその瞬間を楽しんでいましたね。
結婚や相手の肩書に執着せず、ただ自分の心に正直で自分の喜びを大切にしている、打算のない純度の高い在り方に王子様は魅力を感じたのではないでしょうか。
このようにシンデレラの一貫した純粋でポジティブな心の在り方が、結果的に最高の未来を引き寄せたのです。
【夢を引き寄せる3ステップ】
- どんな状況にいても、今ある幸せ、感謝できることを見つけ、心を明るく保つ。
- 現実に成り下がることなく、「夢を見る気持ち」を持ち続ける。
- 誰に何と言われても自分だけは夢が叶うと信じる。また、チャンスを受け取り、行動に移す。
ウォルトと「シンデレラ」のストーリー
シンデレラは、ウォルト・ディズニーにとって特別な作品だと言われています。
「白雪姫」の大ヒット以来、第二次世界大戦の影響などで満足のいく作品が作れず、スタジオは苦境の時期。
ヒット作に恵まれなければ、倒産の危機だといわれるプレッシャーの中での制作でした。
ウォルトは厳しい状況にいた自分とシンデレラを重ねあわせ、「今の状況をこの作品で何とか打破したい」と強い思いを込めて制作にあたりました。
ウォルトもまた、逆境の中で信じ続けていたのです。「今は悲しくても、信じ続ければ必ず願いは叶う」と。
結果的に、シンデレラは白雪姫以来の大ヒットを記録し、会社の窮地を救う作品となりました。
まとめ
今ある幸せを感じる心が、さらなる幸せを引き寄せる。
日常で「ある」「感謝できること」に意識を向け、なるべく心を明るく保ち、わくわくしながら願いをイメージしてみましょう。
心からの願いは必ずベストなタイミングで叶うようになっています。
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